米ジョージア州アトランタ郊外にあるショッピングセンター「モール・アット・ストーンクレスト」は受難の時を迎えている。テナントだった百貨店コールズが2016年に撤退し、経営破綻したシアーズの店舗も2018年に閉鎖された。靴の量販店ペイレス・シューソースの閉店セールも5月に終了した。昨夏に9050万ドル(約96億円)の融資が返済期限を迎え、モールのオーナーは債務不履行(デフォルト)に陥った。  この間ずっと、格付け大手S&Pグローバルは同モールに対する不動産ローン証券化商品で損が出ることはないと言い続けてきた。