◇運動系を鍛える

 運動系脳番地を鍛えるのにおすすめなのは、「床に落ちているものを数えながら拾うこと」である。拾うという行為は意外と体を使うので、それだけ運動系脳番地も鍛えられる。利き手と反対の手で拾えば、より効果的である。

 そのほか、いつもより歩幅を広げてスタスタ歩く、会話を増やして口の周りの筋肉を動かすというのも、運動系を鍛えるトレーニングとして有効だ。

◇思考系を鍛える

 思考系脳番地は判断力と結びついているので、判断する機会を意識的につくることが絶好のトレーニングになる。たとえば、外食でメニューを選ぶ際には、「瞬時に決める」とよい。これを繰り返すことで判断力が高まっていく。

 また、ものを「処分する基準」をもつことも有効だ。処分に悩む代表格といえば、洋服、手紙や年賀状、本や雑誌である。これらを処分する基準を自分で決めて、その基準に従って瞬時に判断していけば、思考系脳番地が鍛えられる。

◇記憶系を鍛える

 記憶系脳番地を鍛えながら片づけもできてしまう。そんな最良の方法が「アルバムの作成」だ。アルバムは自分自身のこれまで生きてきたプロセスの集大成である。当時を思い出しながら残したい写真を選ぶことは、片づけ脳になるためのよい刺激となる。

 また、過去の出来事を思い出し、「懐かしい」という感情が芽生えてくれば、感情系脳番地にもよい刺激となる。

◇感情系を鍛える

 感情系脳番地を育てるには、わくわくした気持ちをもつことが効果的だ。具体的には、「卒業アルバムから写真を選んで飾ること」がおすすめである。昔の写真や卒業アルバムを見て、子ども時代、青春時代を思い出してみる。すると、ほほえましかったり、気恥ずかしかったりして、感情が揺さぶられる。この感情の揺さぶりこそ、感情系脳番地を活性化させるポイントである。よい思い出を部屋に飾ると、その周囲もきれいにしたくなる。よって、部屋を片づけるきっかけにもなるのだ。