<highlight type="BOLD">• 12年ぶりの逆イールド現象</highlight>• 12年ぶりの逆イールド現象  米国の景気後退の予兆として最も当てになると言われる長短金利の逆転。この数カ月間、危険信号が点滅していたが、だからといって、景気は悪化する運命にあるというわけではない。  米国債の短期利回りが長期利回りより高くなる長短金利の逆転、いわゆる逆イールドは、1950年代以降、米国の全ての景気後退に先行して起こっている現象で、その発生後に景気後退に陥らなかったのは、1966年の一度だけだ。