• 12年ぶりの逆イールド現象• 12年ぶりの逆イールド現象米国の景気後退の予兆として最も当てになると言われる長短金利の逆転。この数カ月間、危険信号が点滅していたが、だからといって、景気は悪化する運命にあるというわけではない。米国債の短期利回りが長期利回りより高くなる長短金利の逆転、いわゆる逆イールドは、1950年代以降、米国の全ての景気後退に先行して起こっている現象で、その発生後に景気後退に陥らなかったのは、1966年の一度だけだ。先週、2年物米国債の利回りが一時、10年物の利回りを上回り、両者の間では2007年以来の逆イールドとなった。最も分かりやすい説明は、トレーダーが米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの必要性を確信しているということだ。
【バロンズ】景気後退阻止、95年のように利下げすべし
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