ドナルド・トランプ米大統領は20日、民主党に投票するユダヤ系米国人について、「知識不足」を露呈しているか、「ひどい背信行為」をしていると語った。トランプ氏は、イスラエルに批判的な民主党議員のラシダ・トレイブ下院議員(ミシガン州)とイルハン・オマル下院議員(ミネソタ州)への非難を強めている。ユダヤ系住民には民主党支持者が多い。ピュー・リサーチ・センターの出口調査分析によると、2016年大統領選では、民主党候補のヒラリー・クリントン氏がユダヤ系有権者の71%の票を獲得。トランプ氏は24%だった。18年中間選挙でも、民主党の79%に対し、共和党は17%だったという。イスラエル政府は15日、トレイブ氏とオマル氏の入国を禁じた。最終的にトレイブ氏に対し、言動に一定の制限を課した上で、ヨルダン川西岸に住む祖母の訪問を認めたが、同氏は「抑圧的な状況」を理由に渡航を断念した。トレイブ氏にコメントを求めたが回答は得られていない。
トランプ氏、民主党に投票するユダヤ系住民は「無知か背信」
有料会員限定
あなたにおすすめ