財政検証で浮き彫りになった年金「70歳支給開始」の不可避
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 公的年金の財政検証が27日、発表された。

 現在の制度で、所得代替率(ボーナスを含む現役世代の平均手取り収入に対する年金額の割合)50%が維持可能という結論になっている。

 しかし、こうなるのは、物価や賃金の伸びなどで非現実的なほどに楽観的な経済前提を置いているためだ。現実的な経済前提を置けば、現在の制度では年金財政を維持できなくなる。

 そして、70歳支給開始が不可避になるだろう。

年金財政は
100年維持できるか?

 公的年金の財政検証で、多くの人の関心は、所得代替率の推移に向けられている。

「この値が現在より下がるのが問題だ」という意見もある。