Apple TV+の開始時期は11月1日。利用料金は同じく月額600円で、家族6人までサービスを共有できるところも同じ。本日以降にiPhoneやiPadといったAppleデバイスを購入したユーザーには、1年間の無料試用期間が適用される。

オリジナル作品も多数用意するサブスクリプションサービス「Apple TV+」オリジナル作品も多数用意する、映像サービス「Apple TV+」(アップルジャパンのプレスリリースより)

 ゲーミングストリーミングサービスにはPlayStation Now(ソニー)、Nvidia GeForce Now(Nvidia)があり、今後もMicrosoft Project xCloud(マイクロソフト)、Google Stadia(グーグル)が控えている。映像ストリーミングサービスもNetflixをはじめとした数多くの強力なライバルが存在する。その市場に対し、アップルは市場破壊戦略といえる安価な利用料金でシェアを獲りにきた。

iOS/iPad OSエコシステムの入り口となる第7世代の新iPad

 新たに発表されたハードウェアに目を移すと、iPadファミリーのスタンダードモデルであるiPadが第7世代へとリニューアル。本日より予約受付で、9月30日より出荷となる。

 第6世代との大きな差は画面が9.7インチから10.2インチに拡大されたこと。Smart Connectorを搭載し、iPad専用Smart Keyboadrが使えるようになったことが上げられる。Apple Pencilは従来どおり第1世代の製品のみの対応で、プロセッサもA10 Fusionが使われる。

 そのぶん価格はリーズナブルだ。Wi-Fi 32GB版は3万4800円。128GB版は4万4800円。LTE回線に対応するWi-Fi + Cellularの32GB版は4万9800円。128GBで5万9800円となる。

 Appleスペシャルイベントでは、「アメリカでもっとも売れているPCの2倍の性能」を持つことをアピール。マルチタスクが可能でLightning端子を持つ外付けストレージにも対応し、キーボードも使えるとなると、ビジネスや教育用途にも向いたマシンとなるだろう。

 低価格な新iPadが出ることで、Apple ArcadeとApple TV+の存在感も増してくる。家族6人までサービスをシェアできるということは、1人に1台のアップルデバイスを売ろうという戦略としているのだろう。

 新iPadに搭載されたプロセッサがA10 Fusionというのも印象的。iOS/iPad OSのファーストステップモデルとしては、2016年より使われているこのプロセッサで十分だと考えていることとなる。ハイクオリティな3Dゲームをプレイしたり、クリエイティブワークをするのでなければ、より高性能なプロセッサはなくてもいいというメッセージと思えてくる。