ブライダルチェックとは、主に結婚を控えた女性を対象にした婦人科検診のことで、妊娠や出産に影響を与える可能性のある、性感染症や子宮・卵巣、風疹や貧血等の疾患の有無を、結婚前にあらかじめチェックすることを目的に行われている。

 結婚情報サイト「セキララ★ゼクシイ」には、「必ず受けてほしいのは風疹抗体検査。妊娠20週までに風疹にかかると、難聴や心疾患、発達の遅れなど障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。同じく、はしかやおたふくも、併せて検査しておくと安心です。また、性感染症検査も重要な項目。実は、ブライダルチェックでよく見つかる病気は、性感染症のクラミジア感染症なのです。クラミジアに感染していると、早産や流産のリスクが高まります」なんていう記載もある。

 今のところは、「女性対象の検査」というイメージが強いが、不妊の原因は、女性が40%、男性が40%、原因不明が20%といわれている。赤ちゃんが欲しいと思うなら、男性も一緒に、カップルで受けるべき検査なのだ。

(赤ちゃんは、まだ先のことで、自然に任せればいいと思っていたから、ブライダルチェックを受けようなんて発想はぜんぜんなかったのよね。でも、2人で受けていたら、クラミジアもちゃんと見つかって、お医者さんの方からきっと、波風の立たない説明をしてもらえたんじゃないかしら)

 クラミジアの治療は薬を飲むだけ。ただし、咽頭クラミジアは治りにくいので、再検査が必要と言われた。

 いずれにしろ、治すのはそれほど大変ではないのだが、いかに夫婦関係を壊さずに、俊夫さんにも治療を受けてもらえるか。なかなか結論が出せない茉奈さんだった。