できるだけ他人の意見を取り入れる機会を作る

 このほか、日常的に関心の幅を広げる工夫もあります。

 たとえば、私はどこかに行くとき、知っている道と知らない道があれば必ず知らない道を行くのがポリシーです。これは、知らない道を歩けば必ず新しい情報が得られ、そこから関心の幅が広がっていくというのが理由の1つです。

 知らない道では「この先はどうなっているんだろう」という想像力が働いてドキドキするのも楽しいものなのです。さらには、知っている道が2つある場合には、得られる情報が多いほう、つまり、刺激がありそうなルートを選ぶことにしています。

 また、レストランに行ったときは同じものばかり食べないようにしています。お店の方に「今日のお勧めはなんですか?」と聞いてみると自分の発想にはないものが出てきたりしますし、料理の説明を聞くだけでも新たな気づきがあるからです。

 洋服を選ぶのも同じで、「僕に似合いそうなものはありますか?」などと尋ねると、自分ではなかなか選べないようなユニークなものを選んでくれたりします。

 このように、「自分はこれがいいんだ」と決めつけず、できるだけ他人、それも普段接しない人の意見を取り入れる機会を作ることが、関心の幅を広げることにつながるのです。

【行動習慣Checkリスト】
・他業種の人と話す機会を作る
・知っている道と知らない道があったら、知らない道を選ぶ
・日常的に人の意見を取り入れる機会を作る