トランプ再選の鍵は好況の維持だが「FRB頼み」では限界(仮)
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 来年11月の大統領選挙を前に民主党では候補者選びが始まり、トランプ大統領の再選の可能性についての議論も増えてきた。

 ニューヨークや、ワシントンで聞こえる声を総括すれば、トランプ大統領の支持率は特に高くもないのだが、かといってトランプ大統領を打ち負かすほどの求心力を持った対抗馬がいない、というのが現状だ。

 オバマ政権時の副大統領を務めたバイデン氏でさえ、民主党支持者の間での支持率は高くても、「大統領に選ばれるか?」との世論調査では評価はぱっとしない。

 流れがどうなっていくかは、今後の米国経済次第という面が強くなっている。

景気後退で再選果たせなかった
2人の大統領の失敗

 先の世界大戦以降の歴代大統領12人のうち、再選できなかったのはフォード大統領(1974年8月~1977年1月)、カーター大統領(1977年1月~1981年1月)、ブッシュ(父)大統領(1989年1月~1993年1月)しかいない。