米司法省は17日、国家安全保障局(NSA)の元契約職員エドワード・スノーデン氏が新著の出版によって政府との秘密保持契約に違反したとして、民事訴訟を起こした。同著にはスノーデン氏が2013年に暴露した国家機密の監視プログラムに関する内容が含まれている。司法省は同氏に加え、出版元のマクミランも提訴した。新著「Permanent Record(パーマネント・レコード)」は17日に発売された。訴訟は本の販売や流通の差し止めを求めたものではない(差し止めは表現の自由を保障する合衆国憲法修正第1条に違反する可能性がある)。販売から得られる収益の差し押さえや同書に関するスノーデン氏の講演の禁止を求めている。同氏は2013年からロシアに住んでいる。