医療用麻薬「オピオイド」中毒拡大の危機を起こしたとして訴訟を起こされているエンドー・インターナショナルやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの米製薬大手が、パーデュー・ファーマの破綻処理に参加することで原告と和解する方法を模索している。内部資料や事情に詳しい関係者から明らかになった。この方針が成功すれば、米国内でも過去最大かつ最も複雑な訴訟の1つが終了するか、少なくとも大幅に縮小される可能性がある。製薬会社や医薬品卸売業者は全米のほとんどの州や都市、郡、さらには先住民族などから、オピオイド中毒の拡大を引き起こしたとして約2500件の訴訟を起こされている。これらのコミュニティーは医療費や緊急通報を受けて動くファーストレスポンダーの費用回収を狙う。