TBS系『金スマ』で「番組史上最も楽して痩せる食事術!」として紹介され、爆発的な大反響をみせた『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』。
1日2食の半日断食と糖質制限の組み合わせで、誰でも無理なく1週間で2~3kgストンと落ちる。
これは医師である著者自身が長年実践しているメソッドであり、70代目前でありながら20代の頃と同じ体重をキープしており、以下のような効果も身をもって実証している。
☆身長は年をとっても縮んでいない
☆歯は全部残っていて虫歯も歯周病もない
☆視力もよく『広辞苑』の小さな文字も裸眼で読める
☆聴力の低下もない
☆毎日7時間睡眠で夜中に尿意で目覚めることはない
☆定期的に飲んでいる薬もなければサプリメントとも無縁
☆コレステロール値も中性脂肪値も基準値内
☆いまも朝勃ち(夜間陰茎勃起現象)する
「朝勃ち」なんていうと下品に思われるかもしれないが、動脈硬化や内臓疾患、うつ病などのバロメーターにもなる。バカにしてはいけない。
まるで“浮き輪”のようなお腹まわり……このポッコリお腹をなんとか凹ませたい。
でも、「あんまり頑張らずに」ってのが人情である。
運動すれば痩せるのはわかっている。
けれど、それができない、やりたくないのだ。
その体脂肪、運動ナシで落とす方法を教えましょう。
ひもじくなるようなカロリー制限はナシ。
お腹いっぱい食べていいし、筋トレもジョギングもしなくていい。
『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』で、ポッコリお腹は、気づけばみごとに凹んでしまうのだ。
朝食抜きの1日2食で脂肪を燃やす
医師、一般財団法人高雄病院理事長
一般社団法人日本糖質制限医療推進協会代表理事。1950年生まれ。74年京都大学医学部卒業。78年から医局長として高雄病院勤務。99年高雄病院で糖質制限食を開始。2000年に理事長に就任。01年から糖尿病治療の研究に本格的に取り組み、肥満・メタボリック症候群・糖尿病克服などに画期的な効果がある「糖質制限食」の体系を確立。05年に『主食を抜けば糖尿病は良くなる!』(東洋経済新報社)で糖質制限食を初めて全国に紹介し、大反響を巻き起こした。以後、元祖・糖質制限のカリスマ医師として活躍。糖尿病関係ではもっとも閲覧者の多い人気ブログ「ドクター江部の糖尿病徒然日記」を運営中。低糖質食品・メニューの指導・監修にもあたっている。著書に『内臓脂肪がストンと落ちる食事術』『主食をやめると健康になる』(ともにダイヤモンド社)、『人類最強の「糖質制限」論』(SB新書)など多数。
私は35年前の1984年、34歳のときに初めて断食を経験して以降、朝食抜きの1日2食を続けています。
朝はコーヒーに生クリームを入れて飲むだけで、何も食べません。
昼と夜は仕事の状況に応じて臨機応変に食べています。
糖質制限をしていれば、お腹が空く原因となる“血糖値の乱高下”が生じないので、朝食なしでも、お昼までお腹が空きません。
「腹が減った」の正体は、ご飯やパン、麺類、イモ類など、糖質をたくさん含むものを食べることにあるのです。
実際、糖質制限をしている人の多くが1日2食を実践していますが、「お昼になっても不思議とお腹が空かない」という人が多いです。
「昼食の時間だから食べておくか」という程度です。
ときには小腹が空くこともありますが、そのときはチーズやミックスナッツをつまみます。
私の1日2食は、昼食抜きでも夕食抜きでもなく、朝食抜きです。
朝食抜きの1日2食には大きな健康効果があるからです。
たとえば、夕食を夜7時に食べたとしましょう。
翌朝に朝食を食べず、正午に昼食を食べたとすると、食事をしない断食の時間は半日以上、なんと17時間にも達します。
この間ずっと断食しているわけですから、糖質の摂取は当然ゼロです。
17時間もの間、血糖値の乱高下がなく血糖値がずっと安定するので、血管や臓器へのダメージは皆無です。
何より朝食を食べないと、前日の夕食から当日の昼食までの間、内臓脂肪を始めとする体脂肪がメラメラと燃焼し続けるのです。
そもそも朝起きたばかりでまだ何も活動していないのに、すぐに食事を摂るという習慣は、人類の歴史でまずなかったと考えられます。
午前中の活動に備えるなら、体脂肪として貯蔵されているエネルギーで十分まかなえます。
朝食抜きは理にかなっているのです。
【次回に続く】