45歳以上の中高年での転職活動では、大幅な年収ダウンは受け入れざるを得ないケースがほとんどです。しかし、こういった方は会社も受け入れやすく、まだまだ伸びしろを感じてもらうことができます。たとえ一時的に年収が下がったとしても、将来的には取り返すこともできる可能性は十分にあります。

 逆に言えば、社内評価は高くとも、専門的な知識や経験を身につけていないと、転職市場では全く評価されない時代です。

 会社から飛び出してみたものの、思うようにいかず、それなのに今までのキャリアと年収に固執してしまい、条件もなかなか下げられず、転職活動が長期化してしまうというのはよく聞く話です。

 忘れてはならないのが、今までの会社に所属していることで受けられていた恩恵・利益は実に多くあります。

 毎月支払われる給与だけではなく、社会保険や施設利用などの福利厚生、会社を通じた内外の人脈、これらを全て一時的にでも失うことが大きなデメリットであることは間違いありません。

 自分が転職市場でどう見られるのか、今まで培ってきたキャリアが通用するのかどうか、客観的な市場価値を知る一番簡単な方法は、一度ご自身の「キャリアの棚卸し」をした上で、転職エージェントを利用することです。

 エージェントは転職を成功させることで利益を生みだすプロフェッショナルですので、包み隠さず相談することで、忌憚(きたん)のない意見を得ることが可能です。

 自身の現状を把握することに一役買ってくれることでしょう。

 次の選択肢は、「独立」です。

 前々から専門的な知見と人脈を生かして独立を考え準備していた方にとって、「早期希望退職制度」は思い描く夢を実現するまたとないチャンスの到来となります。

 早期希望退職ということであれば、通常退職金の上乗せなどの通常の退職とは違った優遇がありますので、独立資金に充てることも十分可能でしょう。会社の方針に縛られず自分のやりたいことが自由にでき、成果が直接自分の収入につながるので、高収入を得られる可能性は十分にあります。