【備えのポイント(4)】
キャッシュレス時代でも最低限度の現金を準備

 台風15号では大規模停電と断水の問題が長期間起きました。災害が起きてからできることは、せいぜい2割程度しかありません。防災は、事前準備が8割なんです。

 例えば、停電リスクに備えて車の燃料は満タンにしておきましょう。停電すると非常用電源のないガソリンスタンドで給油はできなくなります。

 また、懐中電灯、ラジオ、スマートフォンの充電などのために予備の電池を用意しておきましょう。古いものだと使えない可能性もありますから、新しいものを準備することをおすすめします。

 最低限度の現金も必要です。停電になると、ATMで現金が引き出せなくなったり、レジが使用できず、クレジットカードやQRコード決済も使えなくなったります。今はキャッシュレスが推進されていますが、災害時は現金を用意しておかないと何も買えなくなってしまいます。

カセットコンロとボンベ
カセットコンロとボンベがあれば、停電になっても調理ができて便利 Photo:PIXTA

 オール電化の家では、お湯も沸かせなくなってしまいますから、カセットコンロとボンベも用意しておくといいでしょう。

 さらに、断水の可能性が考えられるなら、水を浴槽やバケツ、ポリタンクなどの貯められるところに貯めておくことも大切です。

 そのほか、食料については調理しなくても食べられるものを用意しましょう。お水も2リットルのペットボトルよりも小さいもののほうが手軽で扱いやすいと思います。口をつけて飲むと雑菌が繁殖しやすいですから、なるべく小さいものを短時間で飲み切るほうがいいはずです。

 最後に、最近は夜間に冷え込むようになってきました。使い捨てカイロや毛布を余分に用意しておくと助かるかもしれません。