5G大戦Vol.08Photo:zazamaza/gettyimages

基地局建設は人手のかかるアナログな作業で、通信の世代交代に合わせて受注の「山」と「谷」が訪れる。5G普及に国や通信キャリアが前のめりな今、“5G特需”への期待が高まる。特集「5G大戦」(全11回)のVol.08では、その特需で潤うことが期待される通信工事3社の正体に迫る。(ダイヤモンド編集部 岡田 悟)

「週刊ダイヤモンド」2019年11月9日号第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

地方の系列化を進め3社でシェア7割
“世代交代”で受注増

 住民に懇切丁寧に説明を尽くす。マンション管理組合の同意を得て、用地を確保して……。

 大容量・低遅延で大量のデジタルデータを無線でやりとりできるのが5Gの強みだが、それを実現するための基地局建設の工程は、実にアナログだ。