米トランプ政権は中華人民共和国との根本的な決別に向かっている。この決別が現実になれば、ほぼ半世紀にわたった米政府の「関与(エンゲージメント)」政策がひっくり返されることになる。マイク・ペンス副大統領とマイク・ポンペオ国務長官が先月行った講演には、米政府高官の公的な発言ではめったに聞かれないような敵対的な言葉が含まれていた。「米国は引き続き対中関係の根本的な見直しを追求する」。ペンス副大統領は10月24日のウィルソン・センターでのイベントで、過去1年間に中国が見せた不穏な行動を詳細に説明した上でこう語った。ペンス氏の発言は、2018年10月の画期的な演説と実質的に違いがないと指摘する向きもある。しかしそう考える人たちは、中国が米国の働き掛けに応じることを拒否する中で、米国が断固たる行動を取る必要があることを同氏が辛抱強く立証しようとしていたことを見過ごしている。
【寄稿】中国との大いなる対立
ペンス副大統領とポンペオ国務長官が示す新たなアプローチ
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