2020年米大統領選の民主党指名候補争いで今、最もホットな人物はピート・ブティジェッジ氏だ。そして最も新しい候補は(まだ正式出馬表明はしていないが)マイケル・ブルームバーグ氏だ。この2人には、共通点があまりない。年齢は40歳も離れ、それぞれの地元は700マイル(約1126キロ)も離れた場所にある。個人資産にも数十億ドルの差がある。しかし、重要な特質が共通している。それは市長としての経験だ。ブティジェッジ氏は、サウスベンドという中規模市の市長だ。ブルームバーグ氏は、大都市ニューヨークの市長を3期務めた。実際、民主党の大統領候補の中には、現職、元職の市長が5人含まれており、ブルームバーグ氏が近く出馬を決めれば、その人数は6人になる。これは偶然ではない。連邦政府がまひ状態に近い状況にあるなか、市長としての経験は、物事を遂行する能力を示す上で、より好ましい経歴だと言えるのかもしれない。
民主党予備選、市長の台頭が意味するもの
共通点の少ないブルームバーグ、ブティジェッジ両氏が持つ重要な特質とは
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