――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  日産自動車は、経営立て直しに向けた長い道のりでまたつまずいてしまった。  日産に長年君臨してきたカルロス・ゴーン被告が逮捕された昨年11月以降、同社は不振にあえいでいる。12日の東京市場引け後に発表した四半期決算はまたしてもさえない結果に終わった。営業利益は前年比7割減、売上高も7%落ち込んだ。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、どちらも市場予想に届かなかった。  日産はまた、通期の売上高・利益見通しも下方修正。株価はゴーン被告の逮捕以降、3割下落している。