喫煙者は逮捕される!?
8月から仰天法律が施行

屋外やエアコンがないローカル食堂では、紙巻きタバコの喫煙ができることも

 タイの喫煙関連での罰金について、タイ在住のライター高田胤臣氏はこう語る。

「厳密には、路上喫煙は禁止ではないですが、禁煙エリアではダメです。その場合5000バーツ(約1万8000円)の罰金になります。街中のポイ捨ては2000バーツ(約7200円)の罰金。特定エリアでのポイ捨て(たとえば川とか水辺が特に)は1万バーツ(約3万6000円)の罰金。これらは、いずれも最大ですので、警察官の裁量で数百バーツにまで下がることも珍しくないです。最近は、公共施設、空港は全面禁煙ですし、エアコンが効いた飲食店、商業施設もダメですね。日本より数段、厳しい印象です」(高田氏)

 タイのタバコは、アルコールのような販売規制はなく24時間買うことはできるものの、広告は全面禁止されている。さらに特徴的なのは、タバコのパッケージの警告を、箱全体の85パーセント表示することが義務付けられている点だ。全体の85パーセントは世界一の比率である。しかも、日本のような警告文のみではなく、目を覆いたくなるグロテスクな写真のインパクトがすごい。フィリピンなども同様のグロテスクな写真を大きく載せている。

 現状でもタバコへの規制が厳しいタイは、さらに規制を強める動きを見せている。

シャッターで隠されているタバコ(バンコクのセブン-イレブン)

「今年8月末から副流煙による健康被害が医師により認められた場合、喫煙者を逮捕できるような法律もできました。まあ、証明できないから逮捕されることはないでしょうけど」(同上)

 タイのタバコは、コンビニエンスストアなどのレジ奥に陳列されている。置いてある場所は日本と同じであるが、違いはシャッターのようなものでタバコを覆い隠している点だ。タバコが欲しいと伝えると店員がガラガラと開けて、初めてタバコが姿を表す。

 タイ人に言わせると、グロテスクな写真があっても禁煙効果はあまりないと笑う。タバコは個人商店でも普通に買えるので、タイの愛煙家たちはあまり規制がきついとは感じていないようだ。