“何を聞きたい、言いたいのか”という
鍵になる短い文章を最初に持ってくると伝わりやすい
海外の場所にもよりますが、ノンネイティブの英語に慣れていない現地の人には、日本人の英語に慣れるまでに時間がかかるケースがあります。これは、簡単なフレーズでもあり得ます。聞き返されると自信をなくし、やっぱりダメと落ち込む人が多いですが、最初から少なくとも一度は聞き返されるだろうくらいに開き直ってしまいましょう。
もう一度言ってみてもまだ伝わらなければ、身振り手振りを交えつつ、違う表現や、具体的な例をあげてみるなどしてコミュニケーションするのです。
質問から始めるスモールトークは、“何を聞きたい、言いたいのか”“何を話そうとしているか”という鍵になる“短い”文章を最初に持ってくると伝わりやすくなります。
丁寧で長い文章から始めてしまうと、発音やイントネーションの問題で相手が聞き取れない可能性が高まってしまうのです。
例えば、海外で道を聞きたい場合、“Excuse me, Could you tell me how to get to the nearest subway station?”「すみません,一番近い地下鉄の駅までの行き方を教えていただけますか?」と丁寧に言う前に、“Excuse me, I’m lost.”「すみません、迷いました」と短く言い切って、自分の現状をまず伝えてしまうというアプローチです。
短い表現である、“I’m lost.”ははっきり言えば伝わります。迷ったとわかってもらえば、道を聞きたいのだなと即理解してもらえるでしょう。