「会社の値段」を左右するのが、利益と負債である客観的理由
「会社の値段」を高くするには? Photo:PIXTA

「会社の値段」は
どのように決まるのか

小宮一慶・小宮コンサルタンツ代表
小宮一慶
小宮コンサルタンツ代表

 前回は「経営者の引き際」についてお話ししましたが、経営者が事業承継を考えるうえでの選択肢の一つとしてM&Aがあります。近年、後継者不足に悩む中小企業経営者がM&Aにより会社を売却するケースは増えてきました。

 苦労して育ててきた会社だからできるだけ高く売りたい――という気持ちはどの経営者にもあると思いますが、会社にはそれぞれ「適正な価格」があります。では、この「会社の値段」はどのように決まるのでしょうか?

 会社の値段を高くするには(1)現在の利益を高くしておくことと、(2)有利子負債を減らすことの2つがポイントですが、それは2通りの「会社の値段の算定方式」が影響しています。