都心のマンションを高く売るにはコツがあった!業界のカラクリを見抜け
マンションを高く売りたい顧客と、高く売りたくない仲介会社、そのギャップはなぜ生まれるのか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

なぜ不動産仲介会社は
物件を高く売ってくれないか

 マンションを高く売る方法はある。一般的に売り手の最大のニーズは、「少しでも高く売りたい」に尽きる。自分が住まなくなった物件なので、お金しか興味がなくなるのもうなずける。

 ただし、不動産仲介会社はそのニーズに応えようとはしない。なぜなら、顧客本位で考えることは、自分の首を絞めることになるからだ。自分都合の話でしかないのだが、それが不動産業界の常識なのだ。そのカラクリを知った上で、どうやって高く売るかを知っておくことは数百万円の差になって自分の懐にはね返ってくる。

 仲介会社は、相場で売りたいのならば、適性な売出価格を設定すれば3カ月で75%が売れる。逆に言うと、高く売ろうと売出価格を高くすると、3カ月以上の時間がかかることが多い。

 売りの依頼を受ける媒介契約は3カ月が期限になる。期限が切れると契約を更新する必要が出てくるし、顧客に別の仲介会社へ行かれてしまうこともある。こうならないためにも、高く売るとは言いにくい。

 そんな事情はあるものの、仲介会社にとって、売りの依頼を受けた方が買いの依頼よりもお金になりやすいことは明らかで、その成約率は数倍違う。買いの顧客は買わなかったり、他社で買ったりする場合が出てくるからだ。これに対して、売りを「専任」と言って自社のみが扱えるようにすると浮気されることがなく、売り上げの確実性が格段に高まる。