外国人の名前は聞き取りにくいので、しっかり集中して聞くようにする
私達が英語の名前を聞き取って覚えるのは簡単ではありませんが、覚えて会話にはさむことができれば、その効果は計り知れません。
最初に名前を聞いた際、よほど良く聞く名前でなければ、外国人の名前は聞き取れない可能性が高いので、しっかり集中して聞くようにしましょう。
それでも聞き取れなかった場合は、すかさずもう一度聞く、聞いたらリピートしてみて、正しく発音できているかを確認するというアプローチがおすすめです。
街中などで偶然出会った人とのスモールトークの場合、相手の名前を正確に覚えようとする必要はありませんが、プライべートやビジネスで今後、再会の可能性がある場合には、きちんと名前を覚える努力が必要です。
世界には色々な名前があって、発音もなじみがないものも多いです。まずは覚えようとする真摯(しんし)な姿勢が大切です。発音が完璧でないことを過剰に気にする必要はありません。
また、名前の短縮形やニックネームなどを持つ人も多いので、“How can I call you?”「どのように呼べばいいですか?」と聞いてみるのも一つです。
ニックネームを使う時に気をつけたいのが、同じ英語名でも異なる短縮形が存在することです。
例えば、
David → Dave, Davy, Davie, Davey
Edward → Ed, Eddy, Eddie, Ted
Michael → Mike, Mickey, Mick
Katherine → Kath, Kate, Kathy, Katie
Margaret → Maggi, Maggy, Meg, Peg, Peggy
どの短縮形を通常使っているかはとても大事です。
ここを間違うと、名前(本名)を呼び間違えた時と同じような気まずい雰囲気になりかねませんので注意しましょう。
一方、相手にとっても、日本人の名前は発音しにくく、覚えにくいものです。“Please call me ~.”「~と呼んでください」というように、比較的簡単な呼び名を提示してあげると親切ですね。
英語講師/英語パーソナルトレーナー
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。外資系証券会社の法人営業を経てニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスに留学し、MBAを取得。帰国後、フォード自動車の金融子会社に入社し、オーストラリアにあるアジア統括本部に財務マネジャーとして2年間勤務。その後、ジョンソン、日本アルコン等で財務管理職を務めるなど、外資系企業勤務は通算22年におよぶ。
現在は、初級者から上級者のビジネスパーソンへの英語指導や企業研修を行う。
著書に『出世する人の英語 アメリカ人の論理と思考習慣』がある。英検1級/TOEIC970点、日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)