今や街中でもオフィスでも、どこでも外国人がいることが当たり前の時代になりました。そして、2020年は東京オリンピックが開催されます。来年は、さらにいっそうまわりで外国人を見かける機会が増えそうです。でも、英語に自信のある方はいいですが、いきなり街中で外国人から話しかけられたりしたら、ドキマギしてうまく対応できないという方も、少なくないはずです。そんな英会話初心者の方に、ぜひ、おすすめしたいのが、『だれとでも会話がとぎれない! 1分間ぺラペラ英会話』(小林真美著、ダイヤモンド社、11月28日発売)です。本連載では、同書の中から抜粋して、英語に苦手意識のあるヒビギナーの方に向けて、英会話上達のポイントをお伝えしていきます。

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「思いついた、何かを言ってみる」という姿勢が、
英会話の習得には本当に大事

 スモールトークのみならず、英会話を上達させる秘訣は、思ったことをまず口に出してみることです。文法があっているだろうか、発音は大丈夫だろうか、などと躊躇している間にタイミングを逃してしまいます。

 大人になってからのやり直し英語で、もっとも足かせになるのが、「今言おうとしていること、文法は大丈夫かな?」とか、「こんな事を言ったらつまらないのでは?」「こんな程度の低いコメントしたら呆れられるのではないか?」といった、自信のなさからくるネガティブな発想です。

 そしてもう一つ、大きなブロックになるのが「こんなことはあえて口に出さなくても、わかっているだろう」とか、「これは、口に出すまでもない些細なことだから」といった日本人的発想です。

 そういった心理面でのブロックをとり外し、遠慮なく「思いついた、何かを言ってみる」という姿勢が、英会話の習得には本当に大事です。

 私がこの姿勢の大切さを改めて実感したのが、息子二人を海外のインターナショナルスクールに通わせた時です。英語がまったくできない二人が、英語で全ての授業が行われる学校に編入した時、長男は12歳、次男は7歳でした。

 語学の習得は小さければ小さいほど早いと言われる通り、次男の方が苦労少なく英語を身につけたのですが、二人の一番の違いは、完璧ではない英語で、他者とどう向き合うかという姿勢でした。

 次男の場合、早い段階から、授業の本題からズレているような質問や、あえて言わなくてもいいような、たわいのないコメントを、授業中に堂々と言っていました。日本人的発想を持つ親の私は、参観日などで垣間見る彼の発言内容にはヒヤヒヤしたものです。

 ところが、先生もクラスメートも、そんな彼の発言を一つの“考え方”と普通に受け入れ、一定の評価をしているようでした。そうこうしているうちに彼は益々自信をつけて、メキメキと英語を身につけていきました。今にしてみれば、次男のみならず、誰もがたわいのない発言を自由にできる環境だったのだと思います。