米電気自動車(EV)大手テスラは7日、小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルY」を中国で組み立てると発表した。世界最大の自動車市場である中国で、生産能力を引き上げ、販売を伸ばす考えだ。テスラによると、同社初の海外工場である上海の「ギガファクトリー」でモデルYの生産に関する作業を開始。具体的な作業の内容は明らかにしなかったものの、テスラの中国語ウェブサイトでは、2021年にもモデルYの第1弾が生産される可能性があるとしている。上海工場ではすでに、量販セダン「モデル3」を生産している。モデルYはカリフォルニア州のイベントで昨年3月に発表された。SUVは中国でも米国でも人気が高い。モデルYは幅広い購買層を対象にしており、テスラの生産台数増加のカギを握るとみられている。