イランの首都テヘランで8日、ウクライナ国際航空の運航するボーイング737-800型機が墜落し、乗員乗客176人全員が死亡した。この単通路型機はウクライナの首都キエフ行きで、テヘランのエマーム・ホメイニ国際空港を離陸した直後に墜落した。現場の写真には焼け焦げた機体の破片が大量に散乱している様子が写っている。墜落原因は調査中だが、既に「737MAX(マックス)」が2度の墜落事故を起こして運航停止になっているボーイングにとっては評判を巡る頭痛の種が増えた。米国とイランの対立が先鋭化する中、墜落の原因究明には月単位または年単位の期間さえかかる可能性がある。イラン国営通信は、技術的な不具合でエンジンから出火したため墜落したと報じた。この結論に至った過程については説明していない。一方、ボーイングはウクライナ国際航空と連絡を取っているとし、全面的に協力する意向を示した。
ウクライナ機墜落、米イラン対立で原因究明の長期化も
有料会員限定
あなたにおすすめ