(2)食事量を減らすダイエットには要注意

 若い頃よりも太りやすくなったように感じる世代だからこそ、「ダイエット」のやり方にも気を付けたいところです。同じように食べていたら太るからと食事量を減らし、そばだけ、サラダだけなどの単品で済ませてしまうのは要注意です。1日トータルでカロリーがそれなりに摂取できていたとしても、タンパク質やビタミン、ミネラルは不足してしまいます。風邪をひきやすくなった、疲れがとれなくなった…といったことがあるようならば、それは“新型栄養失調”かもしれません。

 1日3食バランスよくとるのは難しいかもしれませんが、1日1食でもきちんとメインのおかずがある定食スタイルで、「しっかりと食べること」を意識しましょう。それすら難しいというときには、パンとコーヒーだけの朝食にゆで卵を添えたり、おにぎりの具材にこだわってみたりして、これまでよりも「多品目をとること」を心がけてください。

(3)「昔のように食べられない」は黄信号

「以前のように脂がのったお肉が食べられない」「食事量が減った」「お酒が残るようになったから平日はお酒を飲まなくなった」なんてことも出てくるのが40代以降。昔のような暴飲暴食をしなくなっただけで、自然と体重が落ちたという方もいます。

 そうなると逆に気をつけたいのが、“いつ栄養補給をするか”ということ。1回の食事量が減っている分、間食でも栄養補給を意識できるといいですね。痩せすぎることなく、健康的な体重を維持することはもちろん大切なことです。

 間食では、糖質主体のお菓子よりも、タンパク質が補給できて、血糖値が上がりにくいものをとるのがおすすめです。チーズやヨーグルトなどは冷蔵庫に常備しておく必要がありますが、コンビニのおつまみコーナーに売られている薫製チーズや小魚スナックは常温でも保存できます。甘いお菓子は休日限定、というようなオンオフも大事です。

 食事量が落ちたとき、それを機に痩せようと「食べられない」ことを放置してしまう方がいますが、その状態が長引くとタンパク質量が不足し、結果的に太りやすくなります。また、栄養不足だと消化吸収能力も低下し、ますます食べられない状態になってしまいます。おいしくご飯がいただけることも健康の証です。食べられないことを良しとするのはやめましょう。