【ワシントン】米中は15日、貿易交渉の「第1段階」の合意文書に署名した。中国側は米国のモノ・サービスの輸入の大幅拡大、金融サービスを中心とする自国市場の一段の開放、知的財産権の保護強化による外資企業の支援などを約束する内容だ。  この8つの部分から成る合意文書は、世界の市場を揺るがせた2年にわたる貿易戦争の「休戦」の役割を果たす。米国は中国からの輸入品1200億ドル(約13兆円)相当に課している関税を7.5%に半減させ、予定していた追加関税についても実施を見送ることで合意した。