1万5000人を超える医師を対象にした調査では、バーンアウト(燃え尽き)状態にあると回答した人の割合は、40歳から54歳のジェネレーションX(X世代)が他の世代より高かった。医師はストレスの主な原因として管理業務や労働時間を挙げている。燃え尽きを感じていると回答したX世代の医師は半数近くに上り、ベビーブーマー(55歳から73歳)の39%、ミレニアル世代(25歳から39歳)の38%を上回った。また、全体の約半数は仕事と生活のバランスを改善するために大幅な減給を受け入れる用意があると回答した。燃え尽き状態とは、長期的に解消されない仕事関連のストレスにより、皮肉な言動や無関心、極度の疲労、達成感の欠如がもたらされている状態とされる。どの職業でも起こり得るが、特に弁護士や救急サービスなどストレスが大きい職業で起きることが多い。