イランと米国のあからさまな対立がひとまず和らぐ中、トランプ政権は、中東情勢の緊張を再燃させないようにしつつイランに圧力をかけ続ける構えだ。米国や中東の当局者が明らかにした。  イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は17日の金曜礼拝で扇動的なメッセージを発した。だが米当局者は、イランやその同盟国が米国との正面衝突を回避したい意向だとの確信を強めていると話す。  米政権内の安全保障担当幹部は、イラン政権は国内での求心力低下や米国との対立が足かせとなり、立場が弱まっているとみている。