サイバーセキュリティーを手掛ける英スタートアップ(新興)企業「Snyk」は、直近の資金調達ラウンドで評価額が10億ドル(約1100億円)を超えた。このことは、法人向けソフトウエア会社への関心が、成長段階後期の新興企業に出資するベンチャー投資家の間で急速に高まっていることを示している。Snykによると、既存投資家のストライプスが主導した「シリーズC」ラウンドで1億5000万ドルを調達した。10億ドル超の評価額は昨年9月の前回ラウンドで調達した規模の約2倍、1年半前のラウンドでの10倍にあたる。2015年に設立されたSnykは、顧客が実装するオープンソース・コードのセキュリティー上のぜい弱性を検出する。同社製品は現在、約40万人のソフト開発者に使用されており、米アルファベット傘下のグーグルや米顧客情報管理(CRM)ソフトウエア大手、セールスフォース・ドットコムなどを顧客に抱える。18年の売上高は前年比で4倍伸びたという。
ベンチャー投資家、新興ソフト企業に熱視線 英Snyk評価額急増
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