インドには、大手外国企業との間に波風を立てる余裕があるのだろうか。今月半ばにインドを訪問したアマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏に対する、与党インド人民党(BJP)の対応が冷ややかだったことから、この疑問が浮上した。ベゾス氏はインド訪問中、愛嬌(あいきょう)を振りまいていた。カラフルなインドの民族衣装を身に着け、マハトマ・ガンジーの記念碑を訪れ、スタジアムに集まった中小企業オーナー数千人を前に講演し、インド映画界の有名人たちと談笑した。世界で最も裕福なこの人物は「21世紀はインドの時代になる」と宣言。企業デジタル化の資金として同国に10億ドル(約1010億円)を追加投資すると言明したほか、アマゾンが2025年までに100億ドル相当のインド製品を輸出すると述べた。
【寄稿】ベゾス氏の悲しき「インドへの道」
アマゾン創業者を冷遇するモディ政権、外国企業にどう映るか
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