1月最後の週に入っても、グロース株の勢いは衰えを見せていない。米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズやペット用品のオンライン販売を手掛ける米チューイーなど、上場から日が浅い株式に連動する上場投資信託「ルネサンスIPO ETF」は先週、最高値を付けた。米電気自動車(EV)メーカーのテスラの時価総額は22日、1000億ドル(約11兆円)の大台を初めて突破した。S&P500種業種別指数の情報技術(IT)指数は年初来で6.2%上昇し、S&P500種指数の2%高を大きくアウトパフォームしている。年初からここまで、急成長企業に対する投資家の需要は衰えていない。だが今週は状況が大きく変わるかもしれない。マイクロソフト、フェイスブック、テスラ、アップル、イーベイなど、多くのテクノロジー企業が四半期決算を予定しているからだ。それらの業績は投資家にとって、上昇局面の中でもとりわけ大きく伸びているこれらの銘柄がこの先も勢いを維持するかを判断する手掛かりとなりそうだ。
グロース株の勢い持続するか、テク企業の決算がカギに
有料会員限定
あなたにおすすめ