米商務省が30日発表した2019年10-12月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は前期比年率換算で2.1%増と、7-9月期の2.1%増と同じ伸びとなった。19年通年では2.3%増と、16年以来3年ぶりの低水準にとどまった。10-12月期GDPはウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想と一致した。10-12月期は輸出が増加した一方、輸入の大幅減少が押し上げ要因となった。個人消費は鈍化し、企業の設備投資は3四半期連続で縮小した。その一方で住宅投資は上向いた。10-12月期のGDPは前年同期比では2.3%増と、09年半ばに始まった景気拡大局面の平均並みの伸びを示した。