――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  百聞は一見にしかず、という。だが時として、一つの言葉が何千もの画像――恐ろしいものを含めて――を呼び起こすことがある。現在そうした言葉の一つになっているのは「コロナウイルス」だ。  期せずしてこの言葉を連想させるブランドは、異例の説明に追われている。キーワード検索のトレンドをグラフ化するGoogleトレンドによると、ここ数週間で「コロナウイルス・ビール」や「ビール・ウイルス」といった奇妙な検索が急増している。