今年の米大統領に向け民主党候補の指名獲得を争っていたマイケル・ベネット上院議員(コロラド州)が選挙戦から撤退した。中道派の同氏は、よりリベラルな政策を掲げる一部候補者を批判していたが、十分な支持を得られなかった。  ベネット氏は自身が民主党討論会に参加できなかったことを受け、民主党全国委員会(DNC)が示した参加条件に批判的な姿勢を示していた。同氏は西部地域での選挙経歴や連邦議会での超党派の取り組みが、混戦の候補者指名争いで自身を後押しする材料になると期待していた。だが選挙活動を継続するための十分な支援者数や支持率を獲得できなかった。