将来の進路は…
鉄道会社から政治家まで

 開成高校の卒業生は東京大学をはじめとする難関大学へ進学し、政官界・経済界・医師・学者などのさまざまな職業へと道を進めていく。開成出身の著名人は各界にも多いが、現役の鉄道研究部員たちはどのような進路を考えているのだろうか。

なぜ鉄道好きは頭がいいのか?名門・開成高校の鉄道研究部員に話を聞く昨年度「開成祭」の様子。模型部を中心にこの日のために長い時間をかけてジオラマを作る

 幼い頃から時刻表を読んできたという松田くんは「鉄道の仕事に少し興味を持っています。特に統計学などのデータを使った運行計画を立てたりすることもやってみたいです」という。中村くんは「学校の先生に興味があり、母校の鉄道研究部の顧問にもついてみたい」とも答えてくれた。実際、現在の鉄研の顧問の先生の1人はOBなのだという。

 また、福田くんは「鉄道と政治」に興味があるということで、ずばり政治家になりたいと語ってくれた。地元のつくばエクスプレスの歴史を例にとり、国策から第3セクターへの道のり、さらには黒字化の過程なども興味のきっかけになったという。「自治体審議会の議事録を読んだりしています」とも話してくれ、鉄道事業者からではなく、国・自治体側からの鉄道に関わってみたいという。こんな話が、高校1年生から聞けるとは驚きだった。

 とはいえ、おのおのの鉄道趣味を語ってくれた時が、やはり一番目を輝かせていたのが印象深く、時折見せる無邪気さは、まだまだ高校1年生の青年たちだった。部長の佐藤くんは「一生の趣味になっていくだろう」とも語ってくれた。