25日の米株式市場は大幅続落。ダウ工業株30種平均の下げ幅は900ドルに迫り、世界的に投資家の懸念が高まった。ダウ平均の終値は前日比879.44ドル(3.15%)安の2万7081.36ドル。S&P500種指数は97.68ポイント(3.03%)安の3128.21、ナスダック総合指数は255.67ポイント(2.77%)安の8965.61で取引を終えた。ダウ平均の2日間での下げ幅は過去最大となり、2日間での下落率は2018年2月以来の大きさだった。懸念は金融市場全体に広がり、米10年債利回りは過去最低を更新し、原油先物価格は1バレル当たり50ドルを割り込んだ。個人消費減少による企業業績への影響が警戒され、銀行株と消費財関連株が下げを主導した。シティグループが4.3%安、アップルは3.4%安となった。アップルは新型肺炎の感染拡大が売上高に影響する恐れがあると指摘している。
NYダウ900ドル近く下落、感染拡大を懸念
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