社内プレゼンは「5〜9枚」でまとめる

 この記事では、「社内プレゼン」の全体構成について説明します。ポイントは5つあります。

(1)社内プレゼンは3〜5分で終わらせる

 社内プレゼンで、第1に意識すべきなのは、「短いプレゼン」にすることです。社内プレゼンの相手である決裁者は忙しいですから、その時間を無駄に奪うことは許されませんし、「長い」だけで決裁者の心証は確実に悪くなります。だから、社内プレゼンは3~5分で終わらせるのが鉄則です。

(2)本編スライドは「5〜9枚」に絞りこむ

 そのためには、プレゼン資料の本編スライドを5~9枚に絞りこむことを意識します(下図参照)。

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 プレゼン資料は、プレゼンの“台本”のようなものですから、5~9枚に絞るだけで確実にプレゼンに要する時間は短くなります。なお、この5~9枚には「表紙」「ブリッジ・スライド(本における章扉のようなもの)」「アペンディックス(別添資料)」は含みません。

(3)「ワンプレゼン=ワンテーマ」が基本

 本編スライドが「5~9枚」のシンプルなプレゼン資料を作成するためには、テーマを絞ることが不可欠です。当たり前のことですが、複数のテーマについて一度にプレゼンをしようとすれば、伝えなければならない情報は増えます。その結果、5~9枚に収めるのが難しくなるのです。

 だから、「ワンプレゼン=ワンテーマ」が基本です。「あれもこれも」と一度に複数のテーマを扱うよりも、「あれ」と「これ」を小分けにして、「ワンプレゼン=ワンテーマ」のプレゼンをするほうが、「GOサイン」を得られる確率は格段に高いのです。