プレゼンに必要な“たったひとつ”のロジック展開

(4)「課題→原因→解決策→効果」でロジックを展開する

 プレゼンのテーマを1つに絞ったうえで、シンプルなロジックで「全体構成」を考えます。小難しく考える必要はありません。ビジネス・プレゼンで必要なロジックはたったひとつ。下図のロジック展開に沿ってプレゼン資料をまとめれば、必ずわかりやすいプレゼンになるのです。

「仕事が速い人」は知っている。最速で「一発OK」のプレゼン資料をつくる「7つの秘密」とは?

 大切なのは、「1課題」「2原因」「3解決策」「4効果」の4つが、この順番で並んでいること。そして、それぞれが「なぜ?」「だから、どうする?」「すると、どうなる?」という言葉でつながっていること。社内プレゼンは、このロジック展開さえ押さえておけばOKなのです。

 では、具体的なプレゼン資料を見てみましょう(下図参照)。

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(5)「結論」と「根拠」をワンセットで提示する

 この社内プレゼンは、店舗来客数を改善するために、店長に対する接客接遇研修の実施を提案するものですが、ご覧のように「1課題→2原因→3解決策→4効果」でロジックを組み立てています。注意すべきなのは、必ず「結論」と「根拠」をワンセットで提示することです。しかも、「根拠」は可能な限りデータで示すことが重要です。

 たとえば、この資料では、「課題」の根拠として来客数減少を示すデータを明示しています。このように「結論+根拠」を徹底することで説得力のあるプレゼン資料になるのです。