米国には有給の病気休暇がない労働者が数百万人いる。さらに数百万人は病気休暇があっても重症疾患をカバーするのに十分かどうか不安を抱えている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大企業の一部はルールの修正に乗り出したが、依然として大勢の従業員は、病に倒れれば経済的に不安定になることを心配する。新型ウイルス感染が確認された症例の潜伏期間は最大14日間で、仕事を休むにはかなり長い期間だ。米労働省労働統計局によると、時給労働者やブルーカラー職の多くは有給病気休暇が全く与えられず、高給や労働組合の要求が厳しいことで知られる業界でさえ、全員が対象となるわけではない。そのため多くの労働者はたとえ体調が悪くても、仕事に行くしかないと考える可能性がある。
病気休暇ない? 新型コロナで不安抱える米労働者
企業は対応を急ぐが、労働者が休むべきか迷うケースも
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