レベルの高さに
競合他社から嘆き節も

 現在、メリーメイドでは、「お掃除おまかせサービス」に加えて、利用者の自宅にある用具を使い、掃除や洗濯、布団干し、アイロンがけ、買い物などを代行する「家事おてつだいサービス」、利用者と一緒に片付けや収納を行う「おかたづけサービス」も展開している。

 それぞれの料金はタスカジやカジーに比べると確かに高い。「お掃除おまかせサービス」は、4週間に1回の定期コース(浴室、洗面所、トイレを掃除)で1回当たり税抜き1万7000円かかる(東京・神奈川の場合)。だが、一度使うとその仕上がりに満足し、使い続けるリピーターは後を絶たない。

 メリーメイドのサービス提供件数は2013年度の73万9245件から、18年度は87万7525件へ、年間売上高は同期間で97億1800万円から111億2700万円へ右肩上がりで増えている。家事代行サービス市場のシェアは約10%で首位だ。

 業界では、あまりにサービス水準が高いことから、「ダスキンが家事代行のレベルを引き上げていくので困る」といった嘆き節も聞かれる。利用者だけでなく、競合他社のプロをも唸らせるほどの圧倒的な品質があれば、家事代行も強気の価格設定で攻められる。メリーメイドは高付加価値ビジネスの成功例として、他業界も含めて安易な低価格路線に走りがちな風潮に、一石を投じているといえるだろう。

(大来 俊/5時から作家塾(R))