イタリアの最新データによると、新型コロナウイルス感染による死者数が中国を上回ったもようだ。中国では死者数が急減し、感染の中心は欧州へと移っている。イタリアの死者数は伸び続けており、ウイルス感染による呼吸器疾患が高齢者にとってとりわけ危険であることを浮き彫りにしている。イタリアは日本に次いで人口高齢化が進んでいる国だ。イタリアでは19日午後までに、新型コロナウイルス感染による死者が3405人と、前日から427人増加。中国の死者数は18日までに約3245人となっていた。中国の統計によると、同国内の死者数は1日当たり10人程度の増加にとどまっている。中国は19日、感染が流行し始めて以降で初めて、国内の新たな感染件数がゼロになったと発表。長期にわたる封鎖措置で感染拡大が抑制されている兆候が強まっている。