中国当局は、新型コロナウイルス流行の震源地となった湖北省での大規模な封鎖措置を解除する計画だ。中国全土での同様の取り組みを通じて、感染拡大でほぼ停止状態となった国内経済の活性化を目指す。24日付の湖北省政府の通知によると、現地当局は25日から省外への移動制限を解除する。ただし、武漢市については移動制限がさらに2週間維持される。ただ、実際に移動が許可されるのは、感染リスクの無い住民に限られる。通知によると、湖北省を離れる住民は自身の健康状態を証明するため、省当局が発行した「グリーンコード」を携帯する必要がある。1100万人の人口を擁する武漢市では、4月8日に市外への移動制限が解除される。市外に移動する場合は同じく「グリーンコード」の携帯が必須となる。