フリマアプリへの
出品代行も

「利用者さんだけでなく、引っ越し会社にも実は大きなメリットがあるのです。まず、空スペース、空き時間を有効活用できるため、稼働率が向上します。ハイムーブの成約案件に対応するかしないかを判断するだけなので、リスクもありません。また、自社で営業や見積もり、支払いを行わずに済むので、業務の効率化にもつながります」

 現在、ハイムーブと連携している配送会社は23社だが、今後は数を増やし、対応するエリアを広げていきたいと考えている。

 また、同社では引っ越し時の不要品をフリマアプリに出品代行する「フリマ引越」というサービスも展開している。専用の段ボール箱に詰めて送るだけで、フリマアプリ「ラクマ」に出品できる。面倒な商品登録、発送、料金設定・交渉を代行しているため、こちらも好評を得ている。

「引っ越し難民問題を解決するには、引っ越し会社が配送業務に専念できる体制づくりが一番有効だと思います。ハイムーブは、集客、顧客対応、手配依頼を代行しており、引っ越し会社が、トラック配車管理、配送業務に集中するための一助になっていると思います」

 この春、引っ越しを考えている皆さん、安くスピーディーに新居へ移れるシェアリングサービスで、ストレスのない引っ越しをしてはいかがだろうか。

(吉田由紀子/5時から作家塾®)