――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ソフトバンクグループが過去最大の赤字を出すことは、新興企業への大盤振る舞いが大した戦略ではないことを示している。カネのなる木がほとんど裸になり、新戦略を打ち出す必要に迫られる日も近そうだ。  ソフトバンクは13日、2020年3月期の営業損益がかつてない大幅な赤字になるとの見通しを明らかにした。10兆円規模のテクノロジーファンド「ビジョン・ファンド」で投資先企業の評価額が大幅に落ち込んだことが主因で、投資損失は約1兆8000億円に上る。