夢組モードと叶え組モードを繰り返して成熟する
カツセ: 本を読んでメモした言葉がまだまだたくさんあるんですけど、ここもよかった。50ページー
自分と向き合いすぎて苦しいひとは、他者の目がたりてないのだと思うし、他人の目ばかり気になってるひとは、自分の性質を捉えられていないのだろう。
僕のフォロワーさんに「自分なんてどうせ~」と思ってしまう人が結構いるんですが、家庭環境やモラハラ彼氏に植えつけられたものだとは思いつつ、自分と向き合いすぎている気がするんですよ。マイナス面の自分にばかり目がいってしまって、いい面を見てくれる他者の目がたりていない。僕は逆に、他人の目ばかりを気にしているタイプ。
桜林: カツセマサヒコはスターの星のもとに生まれているからね。
カツセ: バカにしてる?(笑)まあでも、夢組だから、自分の性質を捉えられていないところがある。
桜林: みんなどうしても偏りがちですよね。人の期待に応えすぎてしまうと、自分はどうしたいんだっけ?とわからなくなってしまう。多くの他人を意識する人もいれば、たった一人のことだけを気にして「自分はこういう人間だ」と思い込んでしまう人もいる。他の人にどれだけ褒めれても、聞こえない。
カツセ: 僕はそれ、わからないんですよね。褒められたら褒められただけ図に乗ることができるんで(笑)。
桜林: 褒め言葉をちゃんと受け止められるのはいいことですよ。この本にも書いたけど、いずれのタイプにしても、「自分の視点」と「他人の視点」、「自分のため」と「誰かのため」を繰り返して進んでいかないと、成熟はしないと思う。
カツセ: たしかに、自分の中にも夢組と叶え組がいるんですよね。僕、新卒で入社した印刷会社で働いていた5年間は、自分のやりたいことをできなかったから、叶え組モードでした。
桜林: そうだよね。その時やりたいことがなくても叶え組モードで自分にできることをやっていれば、やりたいことができた時に、自分を助けることができる。
カツセ: まさに当時の経験が今に生きていると思う。でも叶え組の要素で夢組の自分を助けることができると気づいたのは、30歳になってからかも。よく「年を取ったらわかるよ」と言われて、なんだそれ?って思ってたけど、ほんとにそうで。なにでアガる人間なのか、自分のことがわかってきたのも、30過ぎてからですね。そこまではめっちゃ苦しかった。
桜林: 私も会社をやめてクッキー屋を始めたのは32歳で、30歳からずっと考え続けてきた。
カツセ: やっぱり。村上春樹もそう言ってたし、新海誠さんだって映像製作始めたの30歳手前とかだから。
桜林: 遅かれ早かれ、夢組モードと叶え組モード、どちらが先に来ようと繰り返すんですよ。育休中の人とか、キャリアがストップしてるとつい思いがちだけど、今は叶え組の時期ってことなんだよねえ。
カツセ: 夢組も、やりたいことができていない時に、今は叶え組モードだわって思うことも大事。サクちゃんさんいわく「成熟とは、繰り返すこと」だから。
桜林: そうね。あ、もう時間だね。夢組の人も叶え組の人も、ぜひ本を読んで感想聞かせてもらえたら嬉しいです。
カツセ: ハッシュタグは僕らのユニット名(笑)、#夢組と叶え組です。
桜林: はっ、仕事ができる。
カツセ: この本、デザインもこだわってて、ものとしてもいいんですよ。僕は中の茶色の紙の質が好き。ちなみに、この表紙のふわっとした芝犬が、読んだあと怖くなりますよ(笑)。内容はふわっとしてないから。
桜林: それは狙い通りだけど、怖くないよ~(笑)。