商社の英語術#6Photo:PIXTA

「トイレに籠城」「脳内に仮想のお友達をつくる」「洋書を200冊読む…」――。特集『商社の英語術』(全19回)の#6では、住友商事・双日・丸紅の商社マンたちが編み出したとっておきのユニーク英語習得術をお届けする。

「週刊ダイヤモンド」2016年12月10日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

【住友商事の英語術】
シャドーイングの発展形「独りロープレ」

「ナルシスティックな人ほど英語の上達が速いのでは」。そう語る住友商事の永岡学さん(経営企画部部長代理)は、独自の学習テクニックを持つ。

 2006年からの米ニューヨーク駐在時代のこと。英語での会議やプレゼン対策として編み出したのが、“独りロールプレーイング”だった。「頭の中にトムという仮想の同僚をつくり上げ、妻に不審がられながらも、風呂の中などで会議やプレゼンのロールプレーイングを行った」(永岡さん)。