新型コロナウイルスで世界経済が壊滅的な打撃を受ける中、米国株の優良銘柄が他国の株式と比較してはるかに好調なパフォーマンスを示している。その最たる例が、ナスダック上場銘柄の時価総額が先週、米国以外の先進国の主要指数を一時上回ったことだ。5年前の時価総額はわずかその半分にすぎなかった。このような異例の格差は投資家に再考を促すはずだ。最大型株のマイクロソフトの時価総額は、ロイヤル・ダッチ・シェルやHSBC、ユニリーバなどの世界有数の企業で構成される英国の主要株式指標、FTSE100種総合株価指数の時価総額に迫る勢いだ。これはいつまで持続するだろうか。SPダウ・ジョーンズ・インデックス(SPDJI)のストラテジスト、ティム・エドワーズ氏によると、米5大企業のマイクロソフト、アップル、アマゾン、アルファベット、フェイスブックの時価総額は現在、SP500種指数の業種のうち5業種全体を上回っている。また、SP500の時価総額に占める割合は20%と年初の16%から上昇しており、1970年代以降で最も高い比率となっている。これは妥当なのか。
米ハイテク優良銘柄、コロナでも勢い止まらず
米5大企業の時価総額がS
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