新型コロナウイルスが猛威を振るう中、米国の企業は出勤した時間給従業員への特別手当の見直しを始めている。企業はここ数カ月、食料品店などで働く従業員に対して、努力を評価し、出勤者を確保する目的で一時的に賃金を引き上げていた。従業員の中にはこうした手当を歓迎する声もあるが、勤務中の感染リスクに対する補償としては十分ではないと意見もある。リテール・サービシズ・アンド・システムズ傘下で200店舗以上を運営する酒類販売チェーン、トータル・ワイン・アンド・モアは3月中旬から4月中旬まで賃金に1時間当たり2ドル(約210円)上乗せして従業員に支払った。広報担当者は、上乗せは顧客急増期の一時的なものを意図していたと述べた。
コロナ危険手当が足りない、米必須労働者の不満
一部企業は時間給従業員への特別手当を終了しつつある
有料会員限定
あなたにおすすめ